AdMobのレポートには十数個の指標が並びますが、収益を実際に説明するのはほんの数個です。 その数個と、それらの関係を読めれば、ほとんどの変化を診断できます。ここでは最小限のセットと、 各指標の意味、そして生の数字を「説明」に変える関係を解説します。
重要な指標
- 推定収益。あなたの収益。他のすべては、この数字を説明するために存在します ——単独で読んではいけません。
- インプレッション。実際に表示された広告数。収益の半分は、この本数です。
- eCPM。1,000インプレッションあたりの収益=実効単価。収益のもう半分。収益 ≈ インプレッション × eCPM ÷ 1000。
- 広告リクエスト。アプリが広告を要求した回数。ファネルの最上段。
- マッチ率。マッチしたリクエスト ÷ 広告リクエスト=広告が用意できた割合。 マッチ率が低い=フィルの問題。
- 表示率(インプレッション ÷ マッチリクエスト)。用意できた広告のうち、 実際に表示できた割合。ここが低い=需要でなくアプリ/タイミングの問題。
- ファネルで見る。広告リクエスト → マッチ → インプレッション。どの段で 落ちたかが、原因の違いを指します。
体に入れるべき唯一の関係
収益はインプレッション × eCPM。だから収益が動いたら、最初の問いは必ずどちらが動いたか——本数か、単価か?です。問題の期間と安定した基準を並べて、 推定収益・インプレッション・eCPMを横に置きます。インプレッションが動いたなら、ファネル (リクエスト → マッチ率 → 表示率)を辿る。eCPMが動いたなら、価格/需要の話(フロア・ ソース・ジオミックス)。この一つの分割が、レポートのどちらの半分を調べるべきかを教え、 全部を読む手間から救ってくれます。
合計でなく内訳を使う
最大の失敗は、トップラインだけを読むこと。合計は原因を隠すブレンド平均です。AdMobでは 全指標を国・広告ユニット・広告ソース(メディエーション時)・フォーマット・ プラットフォーム・アプリで分解できます。変化はほぼ必ず一切れに集中します。 合計でなく内訳を読むこと——それが「収益が下がった」と「アプリXの米国リワードeCPMが、 あるソース脱落で下がった」の差です。
正しい期間で比較する
四半期全体を眺めないこと。直近の短い窓(前日、または直近7日)を、安定した基準(その前の 14〜28日)と比較します。差は水準でなく差分に潜みます。タイムライン上にアプリのリリース日も 記しておきましょう——新ビルドが出た瞬間に壊れた指標は、市場でなくアプリ側の原因です。
「正常なノイズ」とはどんなものか
日次のeCPMは数%揺れ、週末は平日と違い、月末や季節の需要変動も実在します。1日で反応しない こと。本数 vs 単価の分割を生き残り、内訳に集中する、持続した動きにだけ反応します。
本数 vs 単価の分割と内訳スキャンを毎回手作業でやる——その雑務をMediation Oneが取り除きます。 AdMobのCSVをアップすると分解を行い、原因の切れを名指しします。無料診断はCSVを1つアップ するだけ——SDK不要・登録不要・データ保存なしです。