床価格(最低eCPM)は、広告メディエーションで最も効果が大きく、最も誤用される レバーです。正しく設定すれば、フィルを失わずに在庫の価値を守れます。間違えれば、 収益を取りこぼすか、自分でフィルレートを静かに押し下げるかのどちらかになります。 ここでは実務的な床価格の決め方と、パブリッシャーが最も損をする2つのミスを説明します。
床価格が実際にしていること
床価格はオークションにこう告げます——「このインプレッションをX未満で売るな」。 床を下回る入札は捨てられます。つまり床価格は同時に正反対の2つの効果を持ちます。売れたインプレッションの平均価格を上げる一方で、そもそも売れる本数(フィル)を 減らす。あなたの仕事は、価格上昇がフィル減少を純収益で上回る点を見つけることです。 重要なのはeCPMではなく純収益。eCPMが高くてもフィルが低ければ、簡単に「お金は減る」のです。
決め方(機能する手順)
床価格は単一のグローバル値ではありません。需要は国・フォーマット・プラットフォームで 異なるので、1つの床はどこでも間違っています。実践的な進め方:
- まずセグメント分け。国別(最低でもtier-1とそれ以外)・フォーマット別に 床を設定。米国のリワード床とインドのバナー床は何の関係もありません。
- 自分のデータを基準に。各セグメントについて、充填できたインプレッションのeCPM分布を見ます。妥当な初期床は、そのセグメントの実現eCPM中央値の 少し下——本当に安い需要は拒みつつ、本物の需要の大半は通る高さです。
- 小刻みに動かし、純で見る。10〜20%ずつ調整し、意味のある量(時間でなく 日数)を待ち、純収益とフィルを前期間と比較。純が上がった場合だけ変更を残します。
- 可能なら入札(bidding)を優先。リアルタイム入札はインプレッション単位で 価格を自動決定するため、手動の床調整の必要が減ります。積極的な手動床は ウォーターフォール行に限定を。
ミス1:床を設定して二度と見直さない
最も多く、最も高くつくミス。需要価格は変動します——季節的にも、ネットワークの変化でも。 Q4(高需要)に完璧だった床は、Q1(需要軟化)には高すぎになります。市場が床の下に 落ち、フィルが崩れ、あなたは何も変えていないのに純収益が下がる。古い床は、 確認しない限り「市場が悪化した」と見分けがつきません。床は設定して放置するものではなく、 現在の実現eCPMに対して定期的に見直す必要があります。
ミス2:純収益でなくeCPMを追う
eCPMの数字が上がると進歩したように感じ、床を上げたくなります。しかしフィルが価格上昇より 速く落ちれば、見栄えの良いeCPMでより少ない総額を稼いだことになります。これは ダッシュボードが助長する罠です。eCPMは大きく、フィルは小さく表示されるからです。床変更は 必ずセグメント別に「インプレッション × eCPM = 収益」で評価してください。純収益が動いて 見えないなら、そのeCPM変化は何も語っていません。
手早い健全性チェック
床を変えたら、セグメントごとに3つ問います。フィルは数ポイント以上落ちたか?純収益は 上がったか下がったか?充填インプレッションの実現eCPMが床のすぐ上に固まっていないか (床が効いていて、おそらく高すぎのサイン)?フィルが崩れ収益が下がったなら戻す。わずかな フィル減で収益が上がったなら残す。
セグメント別の実現eCPM分布を追い、古くなった床を見つけるのは、まさにMediation Oneが 代行する地道なセグメント別の帳簿仕事です。CSVをアップすると、床がフィルを抑えている、 または市場から遅れているセグメントを指摘します。無料診断はCSVを1つアップするだけ—— SDK不要・登録不要・データ保存なしです。