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AppLovin MAX の eCPM が急落する理由と、今日できる対処法

2026年5月23日 · 読了 約6分 · Mediation Oneチーム

AppLovin MAX のeCPMが一晩で崩壊したときの実践的な5ステップ診断。ビッダー障害・古いフロア・ジオミックスの変化と、30分以内のトリアージ方法。

朝、MAXを開くと前日収益が14日平均比で20〜35%低下。プロダクト側に変更はなく、トラフィックも大きく動いていない。 eCPMだけが消えています。

AppLovinの担当者に問い合わせる前に確認すべき5項目を、優先順位順に整理します。各項目は3〜5分。 30分以内に「どれが原因か」が特定できるはずです。

1. 特定のビッダーが落ちていないか

MAXダッシュボードで表示を Ad Unit ではなく Network に切り替え、ネットワーク別に前日 vs 14日平均を比較します。eCPM低下が全ネットワーク均一であることはほぼなく、通常1〜2ネットワークに 集中します。例えば「Meta のリワード動画が60%低下、他はフラット」であれば、市場全体ではなくビッダー障害です。

最初の対応は、そのビッダーをひとつのアドユニットからオークションを外し、他ネットワークが従来の eCPM で インプレッションを取りに行くか確認すること。取りに行くなら原因確定。再有効化したうえで、スクリーンショットつきで 担当者に共有します。

2. 国別ミックスが変化していないか

表示を Country に切り替えます。よくあるパターン: UAキャンペーンが安価なLATAMトラフィックを大量に流し、 ブラジルからのインプレッション比率が4%から22%に上昇。ブレンドeCPMはそれに応じて低下します。ブラジルが 「低品質」なわけではなく、単価が違うだけ。対応はeCPM側ではなく、そのUAチャネルを停止するか、 ブレンドeCPMが問題を反映していないと割り切るかです。

3. フロアを変更していないか

該当アドユニットの監査ログを確認。フロアを $1.00 → $1.50 に上げると、フィルが8〜15%下がり、 失われたインプレッションが「高フィル・低価格」だった場合、ブレンドeCPMはむしろ下がります。 積極的なフロアは新価格に十分なデマンドがある場合のみ機能します。フロアを上げたのにeCPMが下がる症状は、 まさに「フロアが攻めすぎ」のサインです。

4. トップアドユニットが在庫切れになっていないか

ダイレクト広告やプログラマティック保証販売で、月中に在庫が枯渇すると、リワード動画のウォーターフォールが 低価格デマンドにフォールバックします。各ラインアイテムのボリュームを確認。プレミアムラインがフィル0で、 その下のラインが平常通りであれば、保証在庫を消化済みです。

5. MAXのアップデートで何かが壊れていないか

頻度は低いが実在します。直近72時間のMAXチェンジログとAppLovinステータスページを確認。 メディエーションSDKは特定OSバージョンでまれにリグレッションを出します。Android 14 + MAX 12.x では過去18ヶ月で パブリッシャーの一部にこの症状を引き起こした既知のリグレッションが2件ありました。対応は次のパッチバージョン (12.x.y+1) に上げることで、ロールバックではありません。

原則

ブレンドeCPMは「結果」であって「原因」ではありません。下がったらそれは警報。診断は1つ下のレイヤー (ネットワーク別・国別・アドユニット別) で行います。トリアージの最初の30分は、 担当者の返信を待つよりほぼ常に安く済みます。

毎朝これを手動でやりたくない方のために作ったのが Mediation One です。毎朝、昨日のデータを取り込み、 アプリ × ネットワーク × 国 単位の異常を発見し、上記5バケットのどれが原因かを提示します。 無料診断はCSV1つで完結します。

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